
下呂ふるさとワーキングホリデー生:佐藤 史歩さん(社会人)
受入れ事業者:合同会社 下呂プリン 滞在先:近隣の賃貸物件
■今回、下呂ふるさとワーキングホリデーに参加したきっかけを教えてください。
今回ワーキングホリデーに参加したきっかけは、訪れたことのない土地で暮らしてみたいと思ったからです。観光で訪れるのではなく、働きながらその地域の生活に入り込むことで、街並みや自然、食べ物や人の雰囲気をより深く感じられるのではないかと考えました。
下呂を代表するプリンの製造に関わることは、その土地ならではの食文化を知る大きなきっかけになると思いました。普段の生活も自然豊かな環境ですが、場所が変われば日常の風景や人との関わり方、地域の魅力も大きく変わります。そうした違いを体験し、自分の視野を広げたいと考えました。また、自分はコツコツと作業することが得意なので、食品製造の現場で一つひとつの工程を丁寧に積み重ねていくことにも魅力を感じ、参加を決めました。
■期間中は、どんなお仕事をしましたか?
期間中は、シール貼りやトレーの移し替え、カラメルを入れる作業、清掃などに取り組みました。一つ一つ丁寧に進めていくうちに少しずつ慣れていきました。作業中はコツコツと集中しながらも、スタッフの方と時々会話を交わすことで、落ち着いて楽しく働くことができました。食品製造の現場ならではの緊張感もありつつ、サポートしていただいたおかげで、安心して作業をする事が出来ました。

■滞在中の暮らしは、どうでしたか?
滞在中の暮らしは、観光中心部という立地ならではの充実感がありました。温泉宿や食事処、お土産屋さんなどが揃っており、仕事終わりに足湯を楽しんだり、神社へ参拝に出かけたりと、下呂ならではの魅力を味わうことができました。食事も地元の味を堪能でき、とても良い思い出になりました。また、夜は観光地でありながらも外は比較的静かで、時々散歩をしながら夜の街並みに癒される時間もありました。日々の仕事と合わせて、暮らしの中でも新しい発見や心地良さを感じられる滞在になりました。

■地域の方々とはどんな交流がありましたか?
受け入れ先の方からは、店内メニューの「ソフトプリン」をサービスで頂いたり、けいちゃん焼きを食べに行くなど、仕事以外の時間でも気さくに接していただき、温かさを感じました。また、同じワーホリ生や地元の方々と一緒に馬瀬川へ行ったりご飯をご馳走になる等、日常の中で自然に交流を深めることができました。皆さんの優しさや気遣いに触れ、滞在中は安心して過ごすことができ、心が温まる経験となりました。

■今回の滞在を一言で表すと?
温泉みたいに心がほぐれる時間
■今回の滞在で得た学びやこれからの人生で生かしていきたいこと
今回の滞在では、作業をコツコツこなす中で丁寧に取り組むことの大切さを実感しました。スタッフさんと時々会話しながら笑顔で仕事ができたことで、楽しみながら続ける力も学びました。 また、美しい夕日やどこを切り取っても絵になる景観に癒され、地元の食を味わうことで、その土地ならではの魅力を肌で感じました。一日の終わりに足湯で癒されながら、その日の出来事を振り返る時間も、心を丁寧に扱うということの学びとなりました。 これからも人とのつながりや小さな積み重ねを大切にしながら、自分らしく前向きに歩んでいきたいです。
