
下呂ふるさとワーキングホリデー生:長嶋 桜子さん(大学生)
受入れ事業者:Kaung day 滞在先:近隣の賃貸物件
■今回、下呂ふるさとワーキングホリデーに参加したきっかけを教えてください。
姉が「ふるさとワーキングホリデー」に参加した経験があり、その話を聞いて私もぜひ挑戦したいと思い、ポータルサイトを見ていたところ下呂という名前に惹かれました。調べていくうちに、山や川に囲まれた豊かな自然や落ち着いた町の雰囲気に魅力を感じ、参加を決意しました。さらに、全国的に有名な下呂温泉のある地域であれば、観光を通じて外から来た人々にも魅力を発信できるのではないかと考えました。
私は大学で地域振興やまちづくりについて学んでいるため、地域の方々と交流しながら働けることに強い関心があります。そのため、地域の人と関わりが多く持てると感じた「Kaung day」さんに応募しました。
■期間中は、どんなお仕事をしましたか?
お仕事の内容としては、カフェでの接客業務が中心でした。アイスコーヒーやアイスラテなどのドリンクを作って提供したり、スイーツをお皿に盛り付けてお客様にお出ししたりしました。また、私が滞在した期間中はお盆で、下呂駅にある下呂市観光交流センターで出店があり、一日参加させていただく機会もありました。出店ではテイクアウトで観光客の方に飲み物を提供しながら、どこから来られたのか、なぜ下呂を訪れたのかなどを伺うことができ、とても楽しく学びの多い経験となりました。

■滞在中の暮らしは、どうでしたか?
滞在中は地元の方や他のワーホリ参加者と交流する機会がとても多く、とても楽しい経験をたくさんさせていただきました。日々のカウンデーでの勤務では常連のお客さんと会話を重ねることができ、地域の方々と関われているという実感を得ることができました。観光としても下呂温泉街や、高山の古い街並み、白川郷などホリデーの部分でも岐阜県を満喫することができました。
また、下呂や高山で行われたさまざまなお祭りやイベントにも参加し、金山花火や久野川の祭り、郡上おどり、馬瀬でのバーベキュー、合掌村の観光などを通して地域の文化や自然に触れることができました。夜には市役所の方や参加者同士で食事をしたり、ポッドキャストの収録や交流会でお互いの経験を語り合ったりと、人とのつながりを深く感じられる時間が多かったです。日常的には買い出しや自炊、カフェでの勤務などもあり、地域に暮らす感覚を味わうことができました。全体を通して、地域の方の温かさに支えられながら、働くことと交流、文化体験の両方を楽しむことができた滞在でした。


■地域の方々とはどんな交流がありましたか?
Kaung dayではお客様とお話しする機会が多く、人生経験の豊富な方々から生き方のヒントをいただいたり、移住された方の体験を伺ったりと、自分の人生にも役立つ学びを得ることができました。また、高山や白川郷観光のおすすめを教えていただいたり、名前を覚えて呼んでくださる方もいて、地域の方々の温かさを感じ、滞在中に寂しさを覚えることはありませんでした。さらに、馬瀬に住む方のバーベキューに参加させていただいた際には美味しいご飯をいただきながら下呂市の魅力を教えていただきました。加えて、ポッドキャストの収録にも参加させていただき、下呂市の現状や課題について知ることもできました。街を歩くと人々が声を掛け合う様子に触れ、地域のつながりの強さを実感しました。

■今回の滞在を一言で表すと?
“地域の人のつながりに支えられたあたたかい時間”
■今回の滞在で得た学びやこれからの人生で生かしていきたいこと
今回の滞在を通して、地域のつながりの大切さを深く学ぶことができました。
下呂市では、日常の挨拶やちょっとした会話を通じて人と人がつながり、地域全体が温かい雰囲気を生み出していることを実感しました。街を歩く中で地域の人同士で声を掛け合う姿や、交流を通じて自然と人が支え合っている様子から、地域のつながりが個人の心の豊かさにもつながることを学びました。一方で、私の住む地域では人との交流が希薄で、つながりを感じにくいのが現状です。そのため今回の学びをきっかけに、自らが地域の人と関われるような行動を起こし、小さなことでも地域のつながりを育むきっかけをつくっていきたいと考えています。
