下呂ふるさとワーキングホリデー生:中田伊純さん(社会人)
受入れ事業者:ソラノイエ 農村滞在型の宿 滞在先:ソラノイエ
■今回、下呂ふるさとワーキングホリデーに参加したきっかけを教えてください。
今年の7月に尾道を訪れた際、脱サラし、規格外の野菜や果物を使ってジェラートを作っている方に出逢いました。規格外というとマイナスなイメージがありましたが、それを「今日しか出会えないかも、なジェラート」と表現されていました。その方の素敵な表現や自分の仕事にとても誇りを持っている姿に惹き込まれると同時に、農業に興味を持つようになりました。また、仕事を辞めたばかりで将来どこで暮らしたいか、どんな仕事をしたいか考えていた時期でもありました。自分の興味のある分野を少しでも経験し学びたいと思うと同時に、将来の自分のあり方について何か得られればと思い、参加させていただきました。
■期間中は、どんなお仕事をしましたか?
ゲストハウスでは泊まられるお客様の布団にシーツやカバーをかけたり、掃除機をかけたりしました。泊まられる方がいない日は、稲刈りや野菜の収穫をしたり、いただいた大量の栗の皮をひたすら剥いてました(笑)
■滞在中の暮らしは、どうでしたか?
とれたての野菜や土鍋で炊くご飯の美味しさに感動したり、毎日空の写真を撮りたくなるくらい空が綺麗だったり、地域の人との関わりが心地よく、心がホッと温まるような2週間でした。また、以前から環境問題には興味がありましたが、滞在中のコンポストや米糠せっけんをきっかけに、自然にも身体にも優しいものを使っていきたいと強く思うようになりました。
■地域の方々とはどんな交流がありましたか?
お隣さんの畑の稲刈りを手伝った後、お隣さんの家でお昼をご馳走していただいたり、逆に由起子さんの畑で稲刈りをしているときに手伝いに来てくださりました。また、9月の終わり頃からはワークエクスチェンジで来られた4人家族と生活を共にし、仕事の話や暮らしなどいろいろな話ができました。
■今回の滞在を一言で表すと?
“日々の生活に丁寧に向き合うことの心地よさ”
■今回の滞在で得た学びやこれからの人生で生かしていきたいこと
今回初めて稲刈りを経験させていただき、農の”今”に集中している感覚や達成感がとても心地よく、かつ採れたての野菜の美味しさに感動し、少しでも農に携われる仕事に就きたいと思うようになりました。また、私には情報過多で便利な都会よりも少しアクセスが不便ではあるけど自然豊かな場所で暮らすほうが性に合うなと感じ、地方に移住することを決意できました。