カフェでの会話を通し人と繋がり合うことの大切さを学んだ日々

下呂ふるさとワーキングホリデー生:行武亜沙美さん(大学生)
受入れ事業者:Kaung day 滞在先:民泊瀧

■今回、下呂ふるさとワーキングホリデーに参加したきっかけを教えてください。

初めは総務省のふるさとワーキングホリデーのinstagramからワーホリの制度について知り、ホームページを見て興味のある場所を探しました。私の知らない地域も多かった中で「下呂温泉」で名前を知っていた下呂市を見つけ、下呂ワーキングホリデーのホームページに移動したところ、以前より関心があったカフェでの勤務ができる募集を見つけて応募しました。下呂市には行ったことがありませんでしたが、働きながら温泉を楽しんだり、自然を感じることができると思い、下呂市を選びました。

 

■期間中は、どんなお仕事をしましたか?

Kaung dayではドリンクを作ってお客さんにお渡ししたり、店内スイーツをお皿に盛り付けたりしました。また、水出しコーヒーやクラフトコーラなどの仕込みも行いました。私が滞在した期間にはマルシェや地域のお祭りなどのイベントがあったため、外のテントで出店し、ドリンクを作ったりマルシェ限定のメニューでカレーを盛り付けてお渡しするお手伝いをしました。イベントの出店ではまちの人々が集まって賑やかな雰囲気を感じることができたり、他の出店者の方とお話しする機会もありました。

■滞在中の暮らしは、どうでしたか?

休みの日には下呂に行って温泉に入ったり、高山の古い町並みを歩きながらお土産を見たり地元の名物を食べたりして過ごしました。民泊の方がとても親切にしてくださり、朝ごはんや夜ご飯を一緒に食べながら「今日はどこに行ってきたの?」と聞いてくださったり、小坂町にある巌立公園や滝、温泉まで案内してくださり嬉しかったです。また滞在中に馬瀬川で花火大会があり、Kaung dayの方が一緒に連れて行ってくださいました。綺麗な花火と山に反響する大きな音が印象に残っていて、夏の良い思い出となりました。

 

■地域の方々とはどんな交流がありましたか?

Kaung dayにいらっしゃるお客さんやイベントでお会いした地元の方々とお話しする機会があり、私が滞在した9月は朝市やマルシェなどのイベントが多い時期だったため「昨日のイベントはどうだった?」「来週はこのイベントがあるよ」とお話しして、地元の方々のイベントに対する関心や、地域を盛り上げていこうという意識を感じました。
民泊では近所の方からいただいたトマトや栗などが食卓にあがることも多く、人々の繋がりや助け合いを感じました。

 

■今回の滞在を一言で表すと?

“のどかな地で人の優しさに触れた2週間”

■今回の滞在で得た学びやこれからの人生で生かしていきたいこと

私はこのワーホリに参加して、人々が会話をしたり、繋がり合えることの大切さを学びました。私が勤務していたKaung dayは、地元の方々がいらっしゃることが多いカフェで、コーヒーを飲みながらお客さんがゆったりとお話ができるようなオープンな空間でした。一緒に来たわけではなくてもたまたまKaung dayで会ったお客さん同士が、一緒にコーヒーを飲みながら会話をしている光景をよく目にして、私はとても新鮮で素敵だなと感じていました。滞在した民泊でも朝に玄関先で近所の方々がおしゃべりしている姿を見て、朝のちょっとした時間でも挨拶や会話をできる「人と人との繋がり」があることが魅力的に感じました。
私は普段、地元の人と関わる機会があまり無いため、このワーホリを通して、下呂の人々が世代に関わらずコミュニケーションをとり、互いに価値観を共有している姿を見て、人々が話し、繋がることのできる時間や場の価値に気付かされました。