下呂ふるさとワーキングホリデー生:竹内 彩さん(大学生)
受入れ事業者:一般社団法人ひがし村(下呂市金山町) 滞在先:ひがし村所有の宿泊所
■今回、下呂ふるさとワーキングホリデーに参加したきっかけを教えてください。
せっかくの大学の夏休みなのにも関わらず、引きこもってばかりいた時に、インスタグラムの広告で総務省のふるさとワーキングホリデーの制度を知りました。何かいつもと違うことをしたい!遊びたい!という大きな気持ちと、地域による教育格差や過疎化に興味があるので遊ぶだけではなく、地域の方々の交流を通じて現状を知ることで学問に生かしたいという僅かな気持ちから、単なる労働ではなく地域の課題解決に関する事業ができるという一般社団法人ひがし村さんへの参加を希望しました。
■期間中は、どんなお仕事をしましたか?
以下の三つの仕事をしました。
①トマト農園での作業
2戸のトマト農家さんに受け入れていただき、トマトの収穫や花殻取り、下葉取りを行いました。
②カヤック・SUPガイド
ダムで行われるカヤック・SUPツアーのガイドを行いました。カヤックやSUP、パドルなど備品の準備片付けを行うだけでなく、SUPの乗り方をお客さんに説明し、お客さんと一緒にSUP体験を行いました。
③廃校でのイベント補助
廃校で夏祭りが行われる期間だったので、様々なイベントの補助を行いました。カフェでは新たに提供するかき氷の試作で練乳を手作りし、カフェに訪れた方々との交流も行いました。ウォーターサバゲーでは日よけのテントを設営し、イベント当日の運営の補助を行いました。また、夏祭りに来場した車を誘導するための看板を作ったり、当日は提灯に色を塗る子供達のサポートを行いました。
■滞在中の暮らしは、どうでしたか?
今回は私の他に2名のワーホリ生が居たため、一軒家で3人で共同生活を送っていました。途中から地元の大学生も一緒に暮らしていたので、4人で一緒にご飯を作ったり、ボードゲームをしたりととても楽しい生活でした。休日はタコパ交流会をしたり、下呂温泉街、金山の花火大会、筋骨巡り、金山巨石群、郡上おどり、植松努さんの講演会、シャワークライミングに連れて行ってもらったり、飛騨牛、鮎、鹿肉を食べさせてもらったりと受け入れ先の方々に良くしていただき、たくさんの思い出を作ることができました。また、レンタカーを借りてワーホリ生とお出掛けをしました。いろんな観光地を巡る予定がカラオケドライブになるというハプニングもありましたが楽しい1日でした。
■地域の方々とはどんな交流がありましたか?
お仕事の受け入れ先の方々とは仕事の中やボードゲーム、歓迎会や送別会などで交流する機会が多かったので下呂に移住するまでの経緯などをお聞きすることができました。タコパ交流会やシャワークライミングでは下呂市の他の受け入れ事業者の方々や市役所の方々と交流し、下呂では事業主と行政が協力して地域を盛り上げようとしているのが伝わってきました。カフェやウォーターサバゲーのお客さんとは少ししかお話しできませんでした。もっと地域の方々と交流したかったので、夏祭りの盆踊りが天候不良で中止になったのが残念でした。
■今回の滞在を一言で表すと?
“新境地”
■今回の滞在で得た学びやこれからの人生で生かしていきたいこと
今回会った方々の多くは他の仕事を辞めて今の仕事をなさっていますが、そんな皆さんが「今の仕事が楽しい」と言っているのが印象に残っています。私も挑戦し続け、”今が一番”と言える生き方をしていきたいと思います。また、植松努さんの講演会に参加した際に、自分の夢を話していれば同じ思いを持った人と巡り会えるとおっしゃていたので、本心を話すことがとても苦手ですが少しずつ自分の夢を周りの人に話していきたいと思いました。今回のワーホリに参加したことで、普段の生活では出会うことがない方々と会うことができました。この縁を大切にしていきたいと思います。