新しい価値観に出会える時間

下呂ふるさとワーキングホリデー生: 鈴木南美さん(大学生)
受入れ事業者:ソラノイエ 農村滞在型の宿(下呂市上原地区) 滞在先:ソラノイエ農村滞在型の宿

■今回、下呂ふるさとワーキングホリデーに参加したきっかけを教えてください。

生まれも育ちも静岡なので、地元に何か貢献することがしたいなと思ったことがきっかけで地方での仕事に興味を持ちました。ワーキングホリデーのようなその地域に滞在して仕事をしながら休日に観光もできる体験を2週間経験できるという内容も参加を決意した理由の一つです。中でも下呂を応募した理由は、仕事内容として古民家の再生やゲストハウスの運営、居場所づくりに興味があったので選びました。

■期間中は、どんなお仕事をしましたか?

宿の運営と薪割り、稲刈り準備作業、地方の方達や地域イベントのお手伝いです。お客様の布団の支度や食事の準備も一から他のワーホリ生と協力して行いました。体力が必要な場面もありましたが、休憩も挟みつつ、自分たちのペースでゆっくりお仕事ができたのは、とてもやりやすかったです。

■滞在中の暮らしは、どうでしたか?

何人かのワーホリ生との共同生活でした。初めて長期間、共同生活を行うので不安な面はすごくありました。なかなか雰囲気を掴むことができず、最後まで乗り切れるか心配な場面も多々ありましたが、生活に慣れてくると他のワーホリ生がいることが逆に頼もしくなってお別れする時間が悲しかったです。

 

■地域の方々とはどんな交流がありましたか?

ソラノイエは地域の人たちの居場所の一つだなと感じました。気軽にお茶を飲む場所、会議をする場所、お客さんがのんびり過ごすことができる場所。様々な人の居場所になっていると2週間の滞在を通して感じました。また、人の縦横の関係なしに、困っていることがあれば手伝う環境が当たり前に存在することも改めて目で見て実感し、下呂市の地域のあたたかさを知りました。

■今回の滞在を一言で表すと?

新しい価値観に出会える時間

■今回の滞在で得た学びやこれからの人生で生かしていきたいこと

2週間、農村での暮らしを経験できたことは自分の人生の選択においてプラスになったと思います。内容としては、自分がこういった農村での生活が向いているのか知ることができたことです。参加前将来は、漠然と自然という静かな環境の中で働いていきたいという思いがありました。しかし、今回の滞在で自分は農村での生活の場所と働く場所の2拠点の生活が向いているかもしれないと感じました。のんびりゆっくり過ごす時間と仕事で人とリアルに会ってやりたいことを思う存分やる時間どちらも私には必要だとわかりました。そう言ったことを実現させるためにも柔軟な働き方や生き方のできる選択を今後していきたいと思います。