下呂ふるさとワーキングホリデー生:赤星 沙和さん(大学生)
受入れ事業者:ソラノイエ 農村滞在型の宿(下呂市蛇之尾) 滞在先:ソラノイエ 農村滞在型の宿
■今回、下呂ふるさとワーキングホリデーに参加したきっかけを教えてください。
人との繋がりを肌で感じたいと思ったからです。私の大学生活は、オンライン授業や就活など、一人で進めていく物事が多くありました。そんな生活を通して、人との交流の温かさを感じられることの嬉しさを実感し、大学最後の一年は多くの人との出会いがある年にしたいと思い、ワーキングホリデーへの参加を決めました。下呂のことは前々から知ってはいましたが、観光と2 週間滞在するとでは見るもの、感じることが違うと考えていたので、行く前からワクワクしていました。
■期間中は、どんなお仕事をしましたか?
田んぼでの側溝づくりや、草刈り、ソラノイエの掃除、お客様を迎える準備などの業務を行いました。やったことがあることでも、ないことでも、ソラノイエで経験したことは毎日新鮮に感じられました。また、地域のイベント開催にも参加し、地元の「白雲座」という歌舞伎舞台で映画上映会を開催する際には、当日の準備や受付業務を行いました。そこでも運営する方、イベントに参加する方両方と交流する機会があり、様々な人の地元への想いを聞くことができました。
■滞在中の暮らしは、どうでしたか?
心が豊かになる暮らしを経験できたと思います。
ます何より、毎日の食事が美味しく、つい食べ過ぎてしまうことが多くありました。出汁のきいたお味噌汁や土鍋で炊いたご飯、ふわふわの卵焼きなど、おいしいものを食べられる幸せを噛み締めることができたと思います。
また、食事の後には他のワーホリ生との語らいがあったり、映画を見たりと、ゆっくりと流れる時間を楽しむことができました。
■地域の方々とはどんな交流がありましたか?
オーナーの中桐さんからのご紹介で、さまざまな人との交流をさせていただきました。
白雲座での映画上映会では、地元の人で地域おこしを行う「上原プロジェクト」の会員の皆様からお話をきく機会があり、色々な人の人生を知ることができました。
また、お話を聞いた方からもまた新しく別の方をご紹介いただき、今までの生活ではお会いすることができないだろう方々との交流もでき、とても貴重な経験をさせていただきました。
■今回の滞在を一言で表すと?
「繋がり」だと思います。私自身が多くの人との繋がることができ、また、地域の方の「助け合い」や「信頼」といった心の繋がりの強さと広さを体感できたからです。地元では希薄に感じられたそれが、上原ではなくてはならないものとして存在しているさまをみて、「繋がり」の重要性を実感し、自分も周りと助け合いながら生きていくたいと思いました。
■今回の滞在で得た学びやこれからの人生で生かしていきたいこと
様々な人から人生観や大切にしていること、これからしたいことについてお話しいただき、これから自分が何をしたいか、どんな人になりたいかを考えるようになりました。
また、今回だけでも多くの人と触れ合うことができましたが、もっともっといろいろな人と出会い、自分の世界を広げていきたいと感じました。
就職してもここで学んだことを忘れず、いつか上原に帰るころには成長したところ見せられるように、頑張っていきたいと思います!