「共助」で生きる暮らし


下呂ふるさとワーキングホリデー生:早川 葵
さん(大学2年生)
受入れ事業者:ソラノイエ 農村滞在型の宿(下呂市蛇之尾) 滞在先:ソラノイエ 農村滞在型の宿

■今回、下呂ふるさとワーキングホリデーに参加したきっかけを教えてください。

高校時代の友人からふるさとワーキングホリデーという制度を紹介してもらい、興味を持ったことがきっかけです。ワーホリ参加事業者を掲載している総務省のサイトを見るなかで、直感的に参加したい!と思ったものがソラノイエでの農村滞在型プロジェクトでした。私は東京生まれ東京育ちのため集落の暮らしを体験してみたかったということもあり、迷わず応募しました。

期間中は、どんなお仕事をしましたか?

えごまの支柱立て&収穫、干し柿作り、栗剥き、薪割りなど、農作業を中心に様々な経験をさせていただきました。どの仕事も手作業で行うため、半日あるいは一日中かかりました。
改めて食のありがたみがわかり、収穫後口に入れたときは美味しさに感動しました!

また、参加期間中に地域にある歌舞伎小屋「白雲座」で映画上映会「かみはら星降るシネマ」のイベントがあり、運営補助の仕事として事前の会議への参加や当日の準備、受付業務を行いました。
多くの地元の方々と関わる機会にもなり、皆さんの温かい人柄や地元への愛を肌で感じることが出来ました。

 

滞在中の暮らしは、どうでしたか?

ここでの日常はすべてが私にとって新鮮で、小さなことでも感動の連続でした。
食事は毎日畑でとれた野菜中心のメニューを共同調理していたのですが、毎食本当に美味しくて、丁寧な食事は生活を豊かにすると改めて感じました。鶏ちゃんや味噌おでん、えごま五平餅や温泉水で作った湯豆腐など地元の料理も堪能することができました。

 

休日は私たちの希望をできる限り叶えてくださり、観光も存分に楽しむことができました。

地域の方々とはどんな交流がありましたか?

まず、ソラノイエのオーナーの由起子さんが本当に素敵な方で、包み込んでくれる温かさがありました。様々なお話を聞かせてくださったり、聞いてくださったり、、本当に感謝しています。
由起子さんが繋げてくださる地元の方々も私たちワーホリ生を優しく受け入れてくださって、いろいろなお話をすることができ、居心地が良かったです。今まで会ったことないタイプの人と沢山出会えて、貴重な経験をさせていただきました。多様な経歴をもつ面白く優しい人ばかりで、もっともっとお話ししたいと思える温かさがありました。

 

 

今回の滞在を一言で表すと

「共助」です。

都会以上に一人では生きていけないということを感じ、地域の方との助け合いが素敵だと感じたからです。
事前に約束をしなくても土間や畑に来て作業を共にしてくださったり、採れた野菜を分け合ったり、声をかけたら快く教えてくださったり、、、自分のこと以外も気にかけてくださるおおらかさと思いやりに感動しました。してあげている感じではなく、できることは協力したいと自然と心から思える感じで、そんな環境をお互いが作り出せているような印象でした。この考え方はいつでもどこにいても見習っていきたいです。

今回の滞在で得た学びやこれからの人生で生かしていきたいこと

下呂で会う人全員が素敵な考え方や人生観を持っていて、尊敬する方ばかりでした。
今まで自分の生きてきた世界はとても狭かったことに気づくことができたし、将来の選択肢が大きく広がりました。もっと自由に行動していくべきだと感じたし、もっと新しい世界へと挑戦したいという意欲が湧きました。今回の経験を糧に自分の直感を信じて様々なことへ挑戦し、一回り
大きく成長した姿でまた下呂に帰ってきたいです!